電子書籍中心ではありますが、ブックライターとして数万字の原稿執筆にも携わっている私。以前までは1時間に1000文字くらいかければ上々だった私の執筆スピードは3000文字くらいに上がり、生産性が向上していることを実感します。
とはいっても、なんとなく書いているだけで生産性が上がったわけではなくて、「インプットを制限する」って方法を取ることで成長したぞって話を書いていきます。
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1.生産性を上げるには、インプットを減らすべし
ちきりんの著書『自分の時間を取り戻そう』という本でも書かれているとおり、生産性ってのはインプット(投入資源)とアウトプット(得られた成果)の比率で表されます。
アウトプット ÷ インプット = 生産性
ってことですね。であれば、生産性を高める一番手っ取り早い方法は、分母となるインプットを減らすこととなります。具体的には、10時間で終わらせていた10の仕事を、5時間で終わらせられるようにする。
すると、従来は10÷10=1だった生産性が、10÷5=2となるわけです。生産性が2倍になったってイメージですね。
1時間あたりに書ける文字数を増やして執筆スピードを上げ、生産性を高めるコツもここにあります。つまり、執筆にかける時間を制限すればいいのです。
2.あえて執筆時間を制限してスピードを上げる
だれでも一時的に生産性を爆上げできるタイミングが1つあります。それは「〆切直前」というタイミングであります。
「明日が〆切なのに、まだ1文字も書けていない…」なんて状況では、だれでも生産性は上がります。「なんとしても間に合わせないとヤバい!」って気持ちが働くので、一時的に執筆スピードは何倍にも高まります。
要は〆切効果ですね。
これも、インプット(執筆にかける時間)を減らし、アウトプット(原稿)を生み出していると考えることができます。イメージとしては、この〆切効果を常に働かせているような状態をつくることが、生産性アップのポイントってことですね。
3.自分のための〆切を設定すべし
とはいえ、〆切効果に頼りすぎるのはよくありません。「〆切効果に頼ればいいや」なんて考えていると、〆切直前に体調を崩したりトラブルがあったりした際に、対処のしようがなくなってしまうからです。
〆切効果依存になってしまい、〆切がないと働けない…なんて状態になってしまうのも考えものです。
ですので、望ましいのは「自分で設けた〆切」で〆切効果を発揮すること。たとえば10日後がクライアントから提示された〆切だったとして、マイルールとして「5日後が〆切だ!」と考えようってことです。
本来の〆切より以前に、自分だけの〆切を設けてインプットを制限する。そうすることで意図的に生産性を高めるタイミングをつくることができます。
不測のトラブルでマイルールの〆切に間に合わなかったとしても、本来の〆切はまだ先にあるので、いくらでも対策を打つことが可能です。逆に〆切に間に合えば、本来の〆切よりずっと早くに提出することができるため、クライアントからの評価も上がるはず。
自分で決めた〆切を守れるだけの意志の力が必要って点を克服しさえすれば、メリットづくしの仕事術となるでしょう。
まとめ
以上、1時間あたりに書ける文字数を増やして、生産性を上げるためのコツについて紹介してきました。
生産性を高めるためには、インプットを制限して少ない時間で同じ量のアウトプットを生み出せばOK。そのために自分で〆切をつくってしまって、それに間に合わせるように仕事をしようってことでした。
1時間あたりに書ける文字数を増やして、生産性を上げたいって考えている方は参考にしてみてください。