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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

やるべきことを減らして時間とリソースを管理する『やらないこと戦略』

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やらないこと戦略』という本では、やるべきことを「やらないこと」に設定し直して、時間とリソースを大事なことに集中投下しようってことが書かれています。

中でも具体的で実践的なのは、「ToDoリスト」を改めて「ToDoトリオ」にすること。そのやり方を紹介していきます。

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1.「ToDoリスト」を「ToDoトリオ」に置き換えよう

ToDoリストってのは誰でも使ったことがあるものだと思います。やるべきことを書き連ねておいて、備忘録にしておくのには最適なツールですね。

ただし、このToDoリストにも大きな欠点があります。それは「際限なく下に伸びていってしまうこと」であります。「あれもこれもやらなきゃ」とリストを長くしていくと、もはやどれから手をつければいいかわからない状態になってしまいます。

それを防ぐために有効なのが「ToDoトリオ」戦略を使うことです(命名・私)。

ToDoトリオってのは、文字通り「トリオ」、つまり3つのリストだけに限定する方法であります。まずは普段通りToDoリストを作成してみて、5個でも10個でもいいのでとにかく書き出します。

んで、重要度の高いものから1位、2位、3位…と優先順位をつけてください。あとは簡単。3位以下のものはバッサリカットして「今日はやらない」と決めてしまうだけ。

これだけで、その日のうちのもっとも重要度が高くで優先すべき課題を、3つも終わらせることが可能になります。もし当日中に3つとも全部終わらせてしまったら、次の4位、5位、6位のタスクだけリスト化して進めてみましょう。

ToDoリストを3つだけに限定するってのがこの方法のミソ。3つだけなら「どれから手をつけたらいいのか…」なんて悩むことはありませんし、付箋やノートのメモしなくても覚えておくことができます。

ToDoリストを改造したToDoトリオ戦略、おすすめですよ〜。

2.優先度だけで終わらせない!ある女性士官の仕事術

なお、このToDoトリオ戦略のアイデアは、『やらないこと戦略』で紹介されているあるエピソードからいただいたものです。そのエピソードとは次のようなもの。

あるとき、ひとりの心理学者がアメリカ国防総省に招かれ、士官向けに時間とリソース管理に関するワークショップを開いた。その冒頭、参加者それぞれに、時間とリソースを管理するための戦略として思いつくものを 25 語以内で書き出すように求めた。

全員、そこで早くも壁にぶつかった。ただし、例外がひとり。それは参加していた唯一の女性士官である。

「1、2、3、……と、まず優先事項のリストを作る。それから4以降をすべてカットする」

彼女が行ったのは「やること」を「やらないこと」へと変えることだった。自分のすべきことすべてを〈やらないことリスト〉に載せ、やり遂げることをそこから3つだけ選び、それ以外の項目はやらない。これで彼女には優先度の高い3つで結果を出す時間が増えたわけだ。

この話で登場する女性士官は、このブログで紹介したToDoトリオ戦略をまさに実践していたわけです。優先順位の高いものから3つをピックアップして、それ以外はやらないと決める

そうすることで、私たちの限られた時間やリソースが有効活用できるわけですね。

3.やるべきことが多過ぎる私たち

そもそも、現代に生きる私たちには、やるべきことが多すぎるんですよね。頭脳労働をしている人なら特に。

昔の人類は、「産めよ、増えよ、地に満ちよ」という生存本能にしたがえばいいだけでしたので、毎日やるべきことは非常にシンプルでした。生きるために食べ物を探し、パートナーを選んで子どもを育み、役目を終えたら大地に還る。

一方の現代では、「幸福とは?」「生きる意味とは?」「私の天職は?」みたいなことで悩むようになってしまいました。結果、お金をたくさん稼ぐためにやるべきことを増やしてしまったり、充実感を得ようとさまざまなアクティビティに参加しようとしてしまいます。

このToDoトリオ戦略を採用することで毎日をシンプルにし、やるべきことを「やらないこと」に変換していけば、現代社会においても豊かな暮らしを実現できるかもしれませんね。

まとめ

以上、やるべきことを減らして時間とリソースを管理する『やらないこと戦略』について紹介してきました。

特にToDoトリオ戦略はぜひとも試してもらいたいタスク管理術であります。まずは優先順位をつけて、3位以下のタスクは全部カットしてしまいましょう。

「選択と集中」により、豊かな暮らしを手にできるといいですね。