趣味として当ブログを運営しているほか、私は毎日数千字〜数万字の原稿を書くことを生業としております。ついでに1,000字程度の日記も加えれば、毎日の執筆量は結構なボリュームになっているはず。
そんな私が執筆に使っている端末・アプリ・入力方法なんかを紹介していこうと思います。
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TL;DR
Mac1台にテキストエディタを入れてライブ変換でプレーンテキストを大量生産。
端末:Mac1台のみ
まず前提として、私は2017年モデルの12インチMacBook1台のみを使って作業をしています。外付けキーボードを用意したり、推敲用にKindle端末を使ったりはしておりません。
あとはちょっと古い12インチMacBookがあったり、やや高級なWindowsPCを1台持っていたりしますが、あくまでも緊急用って立ち位置であります。
自宅用・外出用とかも区別せずMac1台で執筆すべてをまかなっています。優秀なトラックパッドにまずまずのキーボードがあるおかげで、ハード的にはなんの不満もなく書き続けることができています。
アプリ:CotEditor + StandardNotes
続いては、Macにインストールしているアプリについて。こちらも極めてシンプルでして、執筆用に使っているアプリは全部で2つ。
テキストエディタのCotEditorと、ノートアプリのStandardNotesだけ。さらに言っちゃえば、StandardNotesはChrome上のWebアプリを使っていますで、スタンドアロンとしてインストールしているのはCotEditorだけになっちゃいます。
もちろん、1PasswordとかParallelsなど、仕事で必要になるアプリは別途インストールしておりますけども。
CotEditorの.txtファイルはiCloudに
まずはCotEditorに関してですが、これはプログラミングなんかで使う「テキストエディタ」って種類のアプリです。「文書作成ならWordを使えよ!」なんて古い価値観はスルーして、軽快でストレスなく書けるシンプルなエディタとして愛用しています。
同じテキストエディタならAtomとかSublimeTextなんかがありますが、私はコードは書かず日本語の文章しか扱いませんので、国産かつMac向けAppストアで配信されているCotEditorを選びました。
リアルタイムに文字数をカウントしてくれたり、全角英数字→半角英数字の変換を一発でこなしてくれる点を重宝しています。
具体的な使い方としては、「note1.txt」「note2.txt」「note3.txt」とテキストファイルを作成しておいて、全部iCloudの「CotEditor」フォルダ直下に保存してバックアップさせています。
んで、note1を執筆用、note2が予備、note3はテンプレを保存…みたいな感じでファイルごとに役割を持たせてCotEditorのタブ表示でそれぞれ開いています。
少し透明度を下げ、SplitViewよろしく画面半分にウィンドウを配置。常に開いておいて、いつでも文章を生産できるようにスタンバイさせております。
StandardNotesがEvernote代わり
StandardNotesは、以前にも紹介した高セキュリティ&長寿命をウリにした海外のメモアプリです。仕事用には使っていませんが、ブログの下書きと日記、アイデアメモとして使っております。
使い方はほぼEvernoteと同じですが、リッチテキスト非対応のプレーンテキスト限定ってのが大きなメリット。文字装飾が一切されませんので、動作が軽くて立ち上がりが高速と、まるでWindowsの「メモ帳」を使っているような感触があります。
実はスタンドアロンのMacアプリもあるんですが、あんまりアプリを増やしすぎるとMacを買い換えたときにめんどくさくなりますんで、できるだけアプリケーションフォルダの中身は少なくしておきたいって考え方をしています。
なので常時Webアプリで使用中。具体的には、Chromeのタブの1つとしてStandardNotesを開いて、全部Chromeの中のStandardNotesで完結させております。
イメージとしては、Simplenoteのちょい高機能版、って考えるといいかも。3ペインの見た目はApple純正のメモアプリによく似ていますね。
日本語入力:Mac標準ローマ字&ライブ変換オン
過去のブログ記事をちょいと検索するとお分りいただけると思うんですが、私は日本語入力用のアプリをあちこち渡り歩いている人間です。
もともとはWindowsを使っていた頃からGoogle日本語入力を使っていましたが、ATOK Passportを契約したのを機にATOKを使用。
しかし結局は、全部アンインストールしてMac標準の日本語入力を使い続けるスタイルに落ち着いて今に至ります。なぜサードパーティ製を使わないかって言えば、アプリを増やしたくないって理由と、「ライブ変換」に慣れてしまったって理由があります。
最初El Capitanで実装されたときには「なにこれ…気持ち悪いからオフにしよっと」と思っていたライブ変換ですが、ライターに専念して毎日大量の文章を書くようになってから再び触ってみると、「めっちゃ便利やん!」って感想に変化していました。笑
ライブ変換のおかげで執筆スピードが格段に上がりましたが、同じような機能を実装しているサードパーティ製アプリはありません。なので今のところ、インストールするアプリを減らせるってメリットも込みで、Mac標準のIMを使い続けています。
ちなみに、現在はローマ字入力でぽちぽち打っていますが、かな入力のトレーニングも並行して実践中。そのうち文章入力のすべてをかな入力に置き換えたいところなんですが、10年くらい使っているローマ字入力を矯正するのは難しいですね。
まとめ
以上、2018年秋時点での、私にとってベストな執筆環境を紹介してきました。
これまで、メモ・ノートアプリも日本語入力アプリもコロコロ変えてきた私ですんで、1年後も同じものを使っているってことはいんだろうな〜と予測しております。笑
とはいえ1年前の自分に教えてあげたら、きっと泣いて喜んでくれそうなシンプルさを持った執筆環境ですので、刺さる人も一定数いるはず。
気になる方は、まずはぜひStandardNotesを触ってみてほしいな〜と思います。