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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

病院や美容室、役所の手続きは「午前中」に行くほうが賢明な理由

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私は昔から、「サービスを受けるなら午前中だけ」というルールを定めております。病院や美容室に行ったり、役所で手続きをしたりするのは、絶対に午前中の時間を選ぶってことです。

これは「午前中のほうが人は元気だろう」って考えがあったんですが、それは科学的にも正しいんだぞって裏付けるデータがありましたのでご紹介。

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TL;DR

人は午後よりも午前中のほうが集中力が上がるので、よりよいサービスを受けたいなら午前中に予約を入れるべし。

人間は午前中が一番パフォーマンスが上がるから

デューク大学の研究では、病院の手術における人為的なミスが、どの時間帯に起きるのかを調べています。午後のほうが起こりやすいのか?それとも午前のほうが起こりやすいのか?ってことですね。

デューク大学医療センターの研究者が、同病院で行われた9万件の手術を見直し、「麻酔の有害事象」を突き止めた。これは、麻酔科医によるミスや、患者に及ぼした危害、またはその両方を指すものだ。

有害事象は間違いなく、「午後3時から4時の間に開始した事例で多発」していた。午前9時の問題発生の確率は約1パーセントだった。午後4時だと4・2パーセントだ。

結果、午後のほうが午前よりも、ずっとミスが多いことが判明。私たちが同じ病院にかかるとしても、午後に手術の予定を入れるか午前に入れるかで、ミスに遭う可能性は4倍の開きがある…と考えても良いでしょう。

わたしも、大腸がん検診を受けたほうがいい年齢に達した。ただ、この研究結果を知った以上、検査予約を正午以降には入れないつもりだ。

今回の出典『When 完璧なタイミングを科学する』の著者もこう述べているくらいです。

人の生活リズムとして、

  • 午前中は集中力が高まり、
  • 午後は創造性が高まる

ってのがほとんどの人間が持つ傾向です。であれば、医師であれ美容師であれ公務員であれ、もっとも集中力が高まる午前中に利用したほうが、よりよいサービスを期待できるってことであります。

午後になると眠く、疲れ、ミスが増えるもの

誰にでも経験があると思いますが、午前中の仕事や勉強がひと段落して、気温が上がって暖かくなり、しかも昼食後で体が重い状態ですと、どうしてもパフォーマンスが落ちてしまいます。

眠くなったり疲れを感じたりして、作業上のミスが起こるのは仕方がないこと。

ですので、仕事の時間帯を自由に決められる立場の人は、午後2時くらいに昼寝を取り入れたり、集中力を要する仕事を午前中に持ってくるなどと工夫すると、よりよい成果が得られるわけです。

特に命に関わる手術は、午前中にアポを入れるべし!

同じようにサービスの受け手となるときにも、できるだけ午前中に予約を入れるべきだといえるでしょう。

午前中のほうがパフォーマンスが高いわけですから、医師はミスなく検診してくれて、美容師さんはイメージ通りにカットしてくれて、役所の人はテキパキと書類をさばいてくれるはず。

間違っても命が関わるような手術の予定を、午後に入れるのは避けたいところです。

通院や散髪、役所への手続きの用事なんかがあるときには、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

以上、病院や美容室、役所の手続きは「午前中」に行くほうが賢明だぞって話を書いてきました。

なぜ午前中はパフォーマンスが上がるのか?夜型の人間は、むしろ午前中のパフォーマンスが落ちるのでは?なんて疑問を持つ方もいると思いますが、その辺りは『When 完璧なタイミングを科学する』でしっかり解説されています。

非常に興味深くておもしろい本ですので、ぜひ手にとってみてください〜。