これまで手洗いというものをまったくしてこなかった私ですが、つい先日手洗いの便利さに目覚めてから、洗濯機をめっきり使わなくなってしまいました。
幸い私の使っていた洗濯機はレンタル品なので、返却して洗濯機置き場のスペースを空けることに。冷蔵庫や電子レンジどころか、洗濯機も持っていないミニマリストへと進化したのでした。
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TL;DR
手洗いが便利なので洗濯機を手放したけど、一人暮らしで手洗いを工夫すれば全然イケる。
レンタル品の洗濯機を返却したぞ!
「手洗いの汚れ落ちが良すぎてビビった」って話を先日書いたばかりでしたが、「洗濯機、いらないよね」って気持ちが確信に変わって、ついに洗濯機を手放すことにしました。
私が使っていたのは、ヤマトおまかせレンタルってサービスで借りられる中古の洗濯機。2年間2万円くらいの費用で借りられて、今回は半年で返却したので1年半分の料金が返金されたりもしました。
結果、洗濯機置き場がスッキリ。このスペースに置けそうなものないかな〜と探したところ、無印の折りたたみデスクがぴったりだったので設置することにしました。手洗い関連、調理関連のものを置くコーナーになっております。
洗うのはめんどうだけどメリットが多数
手洗いっていうとめんどうなイメージですが、しっかりポイントを押さえれば時短かつ節約になります。私がやっている具体的な手順は後ほど紹介するとして、まずは手洗いのメリットをば。
1.時間を気にせずいつでも洗える
賃貸のアパートに住んでいますと、夜間に洗濯機を回すのがはばかられたりします。私の住んでいる部屋なんかも、壁が薄くて隣の生活音がよく響いてきますんで、夜中に洗濯機を回したりすれば壁ドンされること間違いなし。
一方手洗いなら、台所のシンクやユニットバスの洗面所を使って時間を気にせず洗うことができます。我が家の場合ユニットバスの洗面所を使うと、水を流す時に水道管の音がとんでもなく響くので、現在はシンクで大きめのザルとボウルで洗ってますけど。
また、洗濯機を回す時って「せっかくなら数日分まとめて洗おう」となり、洗うのを先延ばしにしたり何日かまとめて洗おうとしたりすることもあるでしょう。
手洗いならそういったことができないので、洗濯物が出るたびにこまめに洗う必要があります。洗う回数は増えるものの、一度に洗ったり干したりする量が少ないので、洗濯に対する心理的なハードルは低くなりました。
2.ちょっぴり電気代と水道代の節約
洗濯機が消費する電気代なんてわずかでしょうし、水道代も単価が安くてそんなに大きな差にはならないと思いますが、それでも多少の節約効果はあるでしょう。
自己啓発本風に言えば、仮に1日10円節約できたとしたら、1ヶ月で300円、1年で3650円、10年なら36500円の節約です。そのお金を使って人生をより豊かにしたくありませんか?って感じです。
ただ、寒い時期には手洗いの際にお湯を使うことが多くなりますんで、ガス代や電気代が増えることがあるかも。
3.冬は加湿に最適
地味に私が一番のメリットだと思っているのがこれ。部屋の加湿にめちゃくちゃ役立つって点です。
手洗いにすることでこまめに洗濯物を処理するようになるってのは書きましたが、その結果としてこまめに加湿効果が得られるってことでもあります。
手で絞ったタオルやシャツなんかをエアコンの風の当たるところに干しておけば、ゼロ円加湿器の完成。こまめに洗濯するんで部屋干しのニオイも気にならず、そこそこ衛生的。
特に夜寝る前に当日の洗濯物を洗っておくと、夜中にエアコンをつけっぱなしでも乾燥することなく、朝の喉のイガイガや鼻の乾燥を防ぐことができます。今後寒くなってきますんで、これが一番うれしかったですね〜。
今のところ、先日導入したシャープの空気清浄機についている加湿メーターを見ながら、湿度50%を切ったあたりで手洗いをする…ってのがスタンダードなやり方になっています。
手洗いに使う具体的なモノと手順
ちなみに、私が手洗いのために使っている道具は以下の通り。
- 直径30cmくらいの大きめのザル・ボウル(100円ショップで調達)
- シャボン玉石けんの粉石けんタイプ
- 粉末のクエン酸(100円ショップ)
手洗いの7ステップ
んで、具体的な手順はこんな感じ。
- ザルを重ねたボウルに洗濯物をためておく
- 洗濯物の上からお湯を張り、粉石けんを溶かす
- 10分〜30分くらいつけ置き
- 汚れがひどければザルの目に擦り付けるようにして洗う
- 軽くもみ洗いして、お湯ですすぐ
- 柔軟剤としてクエン酸を1gくらいを投入
- さらにお湯ですすいで、手で絞って干す
洗濯板を使わないのは、ザルの目のところの段差で擦り洗いすれば、似たような洗浄効果が得られるんじゃないかと思っているから。かさばるものが増えますしね。
んで、キモになるのが30分くらいのつけ置き洗いと、合成洗剤・柔軟剤の代わりに使う粉石けん・クエン酸をお湯で溶かすことです。つけ置き洗いしておくことで、洗う時間を短縮して別の家事や仕事に取り組むことが可能。
冷水だと溶けにくい粉石けんも、お湯を使えばすんなり溶かすことができます。おそらく発泡力も上がって洗う力も向上しているはず。クエン酸もお湯ならすぐに溶けて、ふんわりタオル貢献してくれます。
また、市販の洗剤や柔軟剤を使うと、確実に手が荒れ荒れになってしまいますが、無添加の粉石けんとクエン酸を使えば、手荒れはほどほどに落ち着きます。特に仕上げにクエン酸を使うと、手荒れが軽減していい感じ。
ちなみに、クエン酸を投入すると明らかに洗濯物の手触りが変わりまして、「あ、石けんのアルカリが落ちてるな〜」ってことがわかります。こうして洗濯物の水分を中性にしてあげると、柔軟剤を使わなくてもふっくら仕上がりますよ。
まとめ
以上、手洗いの便利さにハマって洗濯機を処分したぞって話と、私が実践している手洗いの7ステップについて書いてきました。
少し前の自分なら「手洗いなんて時間の無駄!洗濯機を使って時間をお金で買うべし!」なんて思っていましたが、人は変わるもんですね〜。
もともと服が少なかったってのもあったし、使っていたのがシーツや毛布のような大物を洗える洗濯機ではなかったことも手伝って、今のところ手洗い生活で非常に快適に暮らせております。
ただ、家族が増えたりして事情が変わったら、潔く洗濯機生活に戻るんじゃないかと思います。その時には乾燥機付きのドラム式洗濯機をポンと買えるような身分になっていたいものであります。