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「昨日の自分に教えたいこと」をテーマに書き散らしてます

会食恐怖症だけど、同窓会を楽しむために工夫した3つのこと

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先日、小学校の同窓会に参加してきました。1学年20人足らずの田舎の学校(10年ほど前に廃校)だったので、知ってるメンバーばかりで楽しい時間を過ごせました。

しかし私は、人前で食事ができない「会食恐怖症」ってのを抱えています。にも関わらず、今回は吐き気や動悸をほとんど感じることなく、同窓会という場をやり過ごしたのが大きな成果。そのために私がとった対策について紹介していきます。

1.少しでも多くの人に事前カミングアウト

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病院によって診断名は異なりますが、「社会不安障害」とか「適応障害」とうつ病っぽい症状を持っている私。特に会食の場で体調を悪くしてしまうので、自分では「会食恐怖症」と呼んでいます。

nogunori.hatenablog.com

上記のような事実を、私は同窓会の誘いを受けたその場で、幹事役の人に相談することにしました。「実はうつ病っぽいものを患ってて、食事はできないかも。酒も飲めないんだ」と。

私の場合は、同級生の連絡先をまったく知らず、幹事役1人としかコンタクトを取れなかったのでその人だけに相談しましたが、もし他にも連絡が取れる人がいたら、その人にも同じように自分の会食恐怖症のことをカミングアウトしたことでしょう。

それだけでも随分と気が楽になり、「幹事のアイツは事情をわかってくれている」ってことが頭にあると、自然とリラックスして居酒屋まで足を運ぶことができたんですね。

やっぱり飲み会に参加するメンバーに、自分の会食恐怖症について相談しておくことが、一番効果があるのかもしれません。カミングアウトするのは結構勇気がいることですけどね。

2.「食べない」キャラを押し通す

居酒屋の席に着いてからは、もう徹底的に食べないキャラを押し通すことにしました。私の会食恐怖症は、食べ物を目の前にすると喉や胃が苦しくなって食べられなくなり、嚥下障害っぽいものや、吐き気が強くなるタイプ。

無理やり何かを食べようとするとその症状が悪化するんで、私は最初から「今日は食べないことにしよう(もし時間が経って調子が良くなったら、お通しくらい食べよう)」という気持ちでいたんですね。

これも功を奏したようで、最初から「食べなくていい」って前提で席に着けば、周囲の目を気にしてプレッシャーに押しつぶされることなく会話を楽しむことができたんですね。

時折「食べないの?」とつっこまれることもありましたけど、「今日は食べてきたから」「今食欲ないから」で押し通すことに。意外と「いやいやもっと食べろよ〜」みたいに食い下がってくる人がいなくて安心。

会食恐怖症の克服に一歩だけ前進したような気がしました。

3.自分より緊張している人を探す

もしかすると、これが一番大きかったのかなと思うのが、自分よりも明らかに緊張しているなって人を見つけたことでした。

具体的には、箸やグラスを持つ手が緊張でずっと震えていて、会話でも噛み噛みな同級生が、たまたま近くの向かいの席に座っていたんですね。「あ、こいつ緊張してるんだな〜」と、明らかにわかる挙動で。

そんな人を目の前にして、「緊張してるんは自分だけじゃないんだな」と再認識できたことが、今回の同窓会の場を難なく乗り越えられた要因だったのかもと思っています。

ちょっと趣味が悪い気もしますけど、今後も飲み会の席などに足を運んだら、自分よりも緊張していそうな人を見つけて、「自分だけじゃない!」ってことを客観視できるように工夫したいなと思ったのでした。