先月引っ越しをすませて住み始めた新居は、インターネット無料で固定回線が使える物件となっていました。その備え付けのネット回線を使い続けていたら、モバイル回線にこだわり続けてきた昔の自分がバカらしく感じた話です。
通信制限を気にしなくていい
WiMAXやテザリングを含めたモバイル回線って、引っ越しをする時にも工事なしで使い続けられて便利なので、私はこれまで固定回線の代わりにモバイル回線を選ぶことにこだわってきました。
WiMAXの3日10GBの通信制限に引っかかるようになってからは、FUJIWifiのようなサービスを使って大容量のモバイル回線を契約し、固定回線の代わりになるように活用していたわけです。
とはいえモバイル回線を使っている限り、固定回線のようにまったく通信制限を気にしなくていいってレベルにはならないものです。WiMAXのような通信制限が明記されているケースがあれば、「回線元の判断で通信制限を課す場合がある」とぼやかしている場合もありますよね。
そうした通信制限をまったく気にせずネットを使えるってのは、私にとっては大きなメリットであると感じています。たかが通信制限のために、これまでどれだけ無駄に時間や手間を費やしてきたんだろう、と。
通信制限を回避するために、わざわざ低画質で動画を見たり、アプリのアップデートを控えたりする必要がないってことが、これほどストレスフリーにつながるのかとびっくりしているわけです。
PINGが小さく、体感速度が高速
モバイル回線を使っていると、どうしてもPINGが50〜100くらいの水準になってしまいます。これだといくらダウンロード速度が早かったとしても、体感速度はワンテンポ遅れる印象があります。
一方の固定回線は、PINGが10以下。一瞬でデータのやり取りが行われるってことですから、WEBサイトを瞬時に表示してくれるのは固定回線のほうになります。
個人的には大容量のファイルのやりとりはしない人間なので、ダウンロード速度よりもPINGの値の方が大事だったりします。それなのに、PINGが大きくなってしまうモバイル回線をダラダラ使い続けてきたことに後悔しているところ。
もっと早くにこだわりを捨てるべきだった
「引っ越しの時に楽だから」「割安だから」「自宅以外へ持ち運んで使えるから」など、いろいろと言い訳をして固定回線を避け、ひたすらモバイル回線を使い続けてきた私。
1年ほど前に固定回線を久しぶりに使ってみたって記事を書いたことがありましたが、その時にもう固定回線に乗り換えてしまっていればよかったなと思います。
そうすればいつまでも遅いネット回線や通信制限に悩まされず、不自由なくネットを使えたはずですから。
というわけで、「モバイル回線最高!」ってタイプの人も、のっぴきならない事情がない限りは、こだわりを捨てて固定回線をおとなしく使うことをおすすめします。特に1年前の私自身に、猛烈にアドバイスしたい…。