「なんでWEBライターなんて始めたの?」と聞かれることもたまにあるんですけど、そんなときは「パニック障害で外で働くのが難しくて…」みたいな感じで答えるようにしています。
大学生の頃に発症した社会不安障害のせいで、企業の面接とか緊張する場面でいつも吐き気に襲われてしまうんですね。
WEBライターとして在宅で稼げるようになってからは、不安に押しつぶされそうになることもなくなり、快適に働けているぞって話です。
社会不安障害を患ったのでWEBライターになりました
私が抱える社会不安障害は、会食恐怖症が主な症状です。
自宅で食事をする分にはまったく問題ないものの、初対面の人と外食に行ったり、実家での食事に招かれたりすると、吐き気に襲われて全然食べ物を受け付けなくなるタイプ。
当初は食事のときだけだったんですけど、次第に緊張するシーンでも吐き気が止まらなくなります。
たとえば就活の面接のときとか、耳鼻科や歯医者、Zoomを使ったビデオ通話でもそう。
都内での打ち合わせは特に苦痛
ビデオ通話なら自宅で参加できるのでまだマシですけど、渋谷のオフィスに足を運んで打ち合わせ…みたいな用事ができたときには、前日から眠れない夜を過ごします。
最近も歯医者に行ってきましたけど、もう初夏で蒸し暑い夜だってのに、朝起きたら手足が冷たくてビビりましたからね。
そんな状態では企業で働いて同僚と昼食を取るってのも難しいですし、きっと職場の人間関係でもメンタルを大きく崩しそう。
「じゃあ、在宅で働ける仕事しかないじゃないか」ってことで、消極的に選んだのがWEBライターの仕事だったってわけです。
自宅から一歩も出ずに稼げるので、社会不安障害に最適
WEBライターって言っても実際の働き方は一人によりけりですから、どこかのお店に行ってインタビューして取材記事を書く…みたいな働き方なら、私にはちょっと難しかったでしょう。
でも、幸いランサーズやクラウドワークスのようなプラットフォームが有名になりつつある時期だったので、完全在宅で1文字1円の仕事を引き受けることができました。
結果、今では365日24時間、ほぼ自宅にいながら仕事ができています。
年に1回くらいの割合でリアルな場での打ち合わせが発生することがありましたが、コロナのおかげでその回数も減りましたしね。
治療はせず、今の働き方を極めることに
私の場合はいくつか心療内科に通って治療を試みましたが、どうもうまくいかないので完治は断念。
社会不安障害を受け入れつつ、自分だからこそできる働き方を目指しているところです。
今さら企業に勤めるライターに転身するってのは難しいでしょうし、基本的に自宅から出ずにオンラインを舞台に活動していくことになるんだろう、と。
人付き合いがイヤなら、WEBライターを始めよう
フリーランスとして在宅で働くWEBライターには、社会不安障害の私たちにとって多くのメリットがあります。
- チャットやメール以外ではほとんど人と関わらなくていい
- 自宅という心理的に安全な場所で働ける
- 不安が強くなっても、自宅でリラックスできる
こんな感じで。
私のように社会不安障害に悩まされ、普通に働くことが難しい人は、WEBライターという仕事を目指してみてはいかがでしょうかー。