難聴家系に生まれたので、私も軽く難聴です。
目次(2017/07/17更新)
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補聴器があるとベターな程度に難聴
以前から私自身の耳があまりよくないことは記事にしてきました。
日常生活にはほぼ支障がないものの、話し相手と距離があったり、声が小さかったりすると、「え?」「ん?」を連発してしまうことがしばしば。
耳鼻科を受診した際には、「あなたの若さだったら、これからのためにも補聴器をつけることをすすめたい」といわれたこともありました。
しかし、補聴器って意外と高いんですよね。
できるだけ隠れて見えないようなタイプだと、最低でも片耳10万円は用意しなきゃいけません。
両耳だと20万くらいです。
障害者として手帳をもらえるくらい難聴が進んでいれば別なのですが、そうでなければ補助金や保険なども下りないので、全額負担はちと厳しいです。
もちろん、QOLを大きく高めてくれるだろうとはわかっているんですけどね。
耳の悪い人あるある
そこで今回は、難聴とまではいかないけど耳が悪い人が感じる、あるあるを考えてみました。
健常者の方にもぜひ読んでいただき、私たちのような軽い難聴を持つ若い世代への理解を深めてもらえたらと思います。
1.こそこそ話が苦手
静かにしてほしいとき、子どもに対して「シー!」と呼びかけることがありますよね。
あの「シー!」のトーンで会話する、こそこそ話が聞き取れずに苦労することが多くあります。
吐息だけで高めの音で話すイメージでしょうか。
私は特に高音が聞こえづらい難聴なので、それだとほとんど聞き取れず、会話が成立しないんですよね。
そのため、私の場合はできるだけ口の動きを読んで、会話ができるよう努力することがあります。
ところがマスクをして話されると、もうまったく聞こえないし読み取ることもできません。
静かな病院の受付の看護師さんとかの場合、全然会話のキャッチボールができないので迷惑をかけてしまうことがあります。
2.隣の部屋の音や、雨音が聞こえない
アパートで隣の部屋の人が多少うるさくしていても、どうやら私には聞こえていないようだということもわかりました。
壁を一枚通すので、声や物音が小さくて全然聞こえないんですよね。
同様に、窓の外で降っている雨音も、よほどの大雨でなければ聞こえません。
住んでいるアパートへ遊びに来た友人が、隣の部屋がうるさいとか、雨降ってるねとか指摘してくれて、はじめて気づくことも多いです。
洗濯物を外に干している場合には大変ですが、隣人がうるさい人でもストレスを感じないというのは、ある意味メリットだなと思うこともあります。
3.わかったふりして相づちをうってしまう
健常者の方との会話のなかでついやってしまうのが、聞こえたふりをして相づちをうったり、適当な返事をしたりしてしまうことです。
たとえば、「昨日やってた●●って映画みた?」と話しかけられたとして、それがほとんど聞き取れなかったとします。
そんな場合に私は、「……うん」と戸惑いつつ曖昧な返事を返してしまうことが多いんです。
これはやめなきゃなと思う習慣ではありますが、何度も「え?」「もう一回いって」と頼むのがはばかられて、つい聞こえているふり・わかっているふりをしてしまいます。
これは、何度も「え?」「もう一回いって」と聞き返すことを繰り返すことにより、相手が「やっぱいいや!」と伝達をあきらめてしまう経験をしているからだったりします。
そうなるとこちらからもしつこく聞けないし、たぶん他愛のない話なんだろうけど、内容が気になってしまいモヤモヤしてしまうわけです。
そんなモヤモヤを回避するため、聞こえているふり・わかっているふりをしてしまうんですよね。
でもこれは相手に失礼な行動ですので、できるだけ何度も聞き返すようにするなど、できるだけ理解するように努めたいところです。
まとめ
そんなわけで、軽度の難聴を抱える私が経験する悩みと、あるあるを紹介しました。
最近はイヤホンやヘッドホンの普及により、若い人でも難聴に陥る人が多くなっているとも聞きます。
もしこそこそ話を聞き取れなかったり、戸惑いを隠すように曖昧な返事をしたりする方がいれば、その人はちょっと耳が悪いのかもしれません。
そんな人には、できるだけ距離を縮めて話すようにしたり、大きめの声で話しかけてもらえると、すごく喜んでもらえると思います。
わかりにくい障害にも気づける人になろう!
おすすめアイテム
ちなみに、私は少しでも聞き取る力を高めるため、こんな本を使っていたりします。
雑音があるなかで特定の人の会話を聞き取るトレーニングや、あえて速いスピードで聞き取るの速聴トレーニングなどがCDに収録されており、聞き取る力の向上に役立ちます。
オーディオブックを聴こう
あとは、習慣的にオーディオブック(本の朗読)を聴くようにしているのも効果的だと思います。
iPhoneのアプリを使えば、2倍速とか3倍速でもオーディオブックを流せるので、速聴トレーニングになり人の話も聞き取りやすくなっている気がします。
オーディオブックの利用には、上記のFeBe(1作品ごとに買い切り型)もしくは、
月1500円で聞き放題の、Audibleを使うのがおすすめです。
耳にやさしいイヤホン・耳栓を使おう
耳の負担軽減には、骨伝導で音を伝え、耳をふさがないやさしいイヤホンを選んだり、
使い捨ての耳栓を使ったりして、聴力を保護するようにしましょう。