幸福な人生を送るための指針となる一冊、『嫌われる勇気』は私にとっての古典となりました。
テキストベースの本を読むだけでなく、オーディオブックを聞くことで何十回、何百回と通読しています。
ちなみに画像は、無料で無制限にアップロードできるGooglePlayミュージックにて、『嫌われる勇気』を再生しているところ。
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『嫌われる勇気』はすごい本だ
最近は余暇時間のほとんどを『嫌われる勇気』を読むことに費やしています。
アドラー心理学にギリシャ哲学などの考え方を合わせた「 岸見アドラー学」が素晴らしすぎて、毎日のように本書を読み込んでいるところです。
たとえば、フロイト的な原因論ではなく 目的論。
家族・学校や職場・地域社会・国・世界・過去と将来までを含む、 共同体感覚を意識する。
他者の課題を切り捨て、自分の課題に他者を介入させまいとする 課題の分離。
これらの考え方はすごく斬新で、かつストンと腑に落ちる話であり、私の人生を劇的に変えてしまうようなパワーを持ったものでした。
アドラー心理学を理解するには、これまでの人生の半分が必要
しかしアドラー心理学、特に岸見アドラー学を理解するには、まだまだ努力が足りないとも自覚しています。
本書の中でも、 アドラー心理学を理解し実践するためには、 これまでに生きてきた人生の半分の時間が必要と言及しているほど。
理解するだけでも難しいこの思想を、さらに実践まで落とし込むためには、とてもじゃないですが1回や2回の通読では無理だと私も思います。
そこで私が毎日使っているのが、 オーディオブックというメディアです。
オーディオブックで『嫌われる勇気』を聞くメリット
オーディオブックについては、このブログでも何度か記事にしてきました。
Audiobookという名前の通り、 耳で聞ける本のことです。
業界ではFeBe!が最大手で、AmazonのAudibleが2番手でしょうか。
『嫌われる勇気』は『幸せになる勇気』とともにFeBe!で配信されていますんで、これを購入してmp3ファイルをダウンロードし、スマホやパソコンで聞きまくろうという話です。
いつでもどこでも聞ける
オーディオブックは、 いつでもどこでも聞ける点が大きな特徴です。
紙の本やKindle端末を持ち歩く必要がなく、イヤホンとスマホさえあればOK。
通勤途中ではもちろん、家事をしているときや散歩中など、イヤホンが使える場面であれば常に聞くことができます。
イメージしやすいのは、これまで音楽を聞いていた時間をすべて読書の時間に充てられるようになる、という感じでしょうか。
もちろんやる気があればという前提ですが。
音でインプットするので記憶しやすい
学生時代、教科書を読んだりノートを取ったりするよりも、先生の話をじっくり聞いたり音読した方が頭に残る…という経験をした方も多いと思います。
私もそのタイプで、黙々と文章を読んだり書いたりするよりも、講義の動画や音声ファイルを倍速にして何度も繰り返し聞く方が、知識が身についた経験があります。
本を読むだけではなかなか覚えられない『嫌われる勇気』の内容も、耳で聞く方法を併用すれば、すっと頭に入ってくるんじゃないかということです。
さらにオーディオブックの場合、 2倍速、3倍速と再生速度を早めることができます。
早ければ早いほど聞き取りにくくなるんで、集中して聞くことが求められます。
集中して聞けば聞くほど、頭に残りやすく内容を覚えられるというわけですな。
繰り返しに最適
2倍速、3倍速で聞けるということは、 より短時間で1冊の本を読み終えることができるということでもあります。
単純に計算すれば、1倍速で1冊聞き終わるのと同じ時間で、2倍速であれば2回聞き終えることができるということになります。
『嫌われる勇気』はおよそ7時間の音声ファイルになっているんで、2倍速なら3.5時間、3倍速なら2時間ちょいで読了できるわけです。
記憶を定着させるためには、同じ情報に何度も繰り返し触れることが王道。
その繰り返しにかかるハードルを、圧倒的に低くしてくれるのがオーディオブックというメディアなんですね。
オーディオブック学習には骨伝導イヤホンがおすすめ
ちなみに、オーディオブック学習には 骨伝導イヤホンを使うことを当ブログでは推奨しています。
周りの音が聞こえるために、散歩中や運転中もオーディオブックを気兼ねなく聞けるからです。
逆に、うるさい場所でオーディオブックを聞きたい場合には、骨伝導イヤホンだけでは不向きです。
耳栓を併用すれば周りの音を遮断しながら、骨から響くオーディオブックの音声で勉強することは可能ですが、素直に密閉型のイヤホンと使い分けてもいいでしょう。
おすすめは、「 AfterShokz TREKZ TITANIUM」というモデル。
以前レビュー記事を書いたこともありますんで、ぜひ参考に。
まとめ
- 『嫌われる勇気』は人生を大きく変えるポテンシャルを持ったタイトルで、100回読みたいほどの良書
- しかし、理解するためには膨大な時間と努力が必要
- その時間と努力を節約し、理解・実践までの道をショートカットするためにオーディオブックを使おう
以上、「『嫌われる勇気』を100回読んで内容を頭に叩き込みたい人へ」という記事でした。
『嫌われる勇気』は本文に無駄な部分がなく、 100%内容を記憶してしまいたくなるほどの良書です。
そのため飛ばし読みや斜め読みをしてしまいがちな読書よりも、最初から最後まで全部読み上げてくれるオーディオブックの方が、理解・実践するためにはずっと適していると考えています。
まだオーディオブックというものを体験したことがないという人は、まず『嫌われる勇気』を聞くことから始めてみてはいかがでしょうか。
ナレーターさんがいい仕事をしていて、青年と哲人の会話の風景が目の前に浮かんでくるような読み上げになっていますよ。
FeBe!の定価で1620円。
980円のプレミアム会員になると、 1冊無料で引き換えられる「チケット」がもらえますんで、このチケットを使って購入するのがおすすめ。