5万円相当の校正エンジンが使える、ATOKクラウドチェッカーを愛用しています。
目次(2017/07/13更新)
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ATOKクラウドチェッカーについて
日本語入力ソフトで有名なATOKから、ATOKクラウドチェッカーというサービスが提供されています。
これは日本語の文章校正を行ってくれるWEB上のサービスで、私のようなライターや校正の仕事をしている人間にとっては、非常にうれしいシステムだったりします。
ATOK Passportに無料で付属
https://www.justmyshop.com/products/atok_passport/
このATOKクラウドチェッカーは単体では買うことができなくて、ATOK Passportのプレミアムプランに登録している必要があります。(画像参照)
このATOK Passportは、WindowsやMac、AndroidでATOK日本語入力システムが使えるというもの。
従来の買い切りのソフトではなく、サブスクリプション型(毎月定額支払い)のサービスとなっています。
Just Right!と同等の校正エンジン
ATOKからは、Just Right!という定価5万円の文章校正ソフトも発売されています。
Amazonや楽天でも4万円前後と、なかなか個人事業主としては手が出ない価格だったりするんですよね。
しかし、このATOKクラウドチェッカーは、Just Right!と同じ文章校正エンジン使っているのだとか。
文章のチェックを行うという機能についてだけいえば、ATOK Passportの500円の月額で、日本語入力ソフト+5万円のソフトと同等の校正機能を使えるというわけですね。
ATOKクラウドチェッカーの使い方
https://jproofreading.atok.com/
使い方は簡単で、まずはATOKクラウドチェッカーのサイトにアクセスします。
ログイン画面が表示されるので、ATOK Passportを契約しているメールアドレス・パスワードを入力。
あとはテキストボックスにチェックしたい文章をコピペすればOKです。
https://jproofreading.atok.com/
対応しているのは、誤り(誤字脱字や、名称変更の指摘)・ビジネス文・公用文・表記ゆれのチェックです。
入力されている文字数のカウント機能があるのが、地味にうれしかったりします。
なお、最大で1万字までの文章しか対応していません。
それ以上の長文をチェックしたい場合には、2つか3つにわけてコピペする必要があるでしょう。
こんな間違いも指摘してくれる
ここでは、ATOKクラウドチェッカーが指摘してくれる誤り・表記ゆれなどを紹介します。
見出しの最後に、どの「校正内容」を選択した場合に指摘されるかも付けておきました。
名称が古い【誤りだけチェック】
https://jproofreading.atok.com/
まずは画像のように、市町村合併で消えた市町村の名前や、名称が変わった公的機関を誤りとして指摘してくれます。
大蔵省はいまの財務省ですし、新潟県新井市は、いまは新潟県妙高市となっています。
こうした事前知識がないと訂正のしようがないポイントを、しっかり指摘してくれるのはうれしいですね。
表記ゆれ【表記ゆれチェック】
https://jproofreading.atok.com/
次は、当ブログでも紹介したことのある表記ゆれの指摘ですね。
こと・事の混在や、ひとつ・1つ・一つの混在といった、あまり望ましくない表記を訂正してくれます。
表記ゆれは意識すればかなり減らせるようにはなりますが、日付をまたいだり、長文を書いたりする場合にはつい発生してしまうものでもあります。
やや厳しすぎるくらいに指摘してくれますので、必要なところだけ随時修正していけばいいと思います。
助詞が連続【誤りだけチェック】
https://jproofreading.atok.com/
て・を・に・はなど助詞が連続する誤字は、ATOKクラウドチェッカーも得意なようで、よく指摘してくれます。
あとから追記したり、書き換えたりするときに発生しやすい助詞の連続ですが、これも流し読みするだけでは見落としてしまうもの。
ATOKクラウドチェッカーではしっかりと指摘してくれます。
ただ、役割をになうのような単に漢字をひらいただけの文章でも、たまに指摘されることがあります。
機種依存文字【誤りだけチェック】
https://jproofreading.atok.com/
ごくまれにあるのが、機種依存文字を使ってしまうことでしょうか。
これもATOKクラウドチェッカーではしっかり指摘してくれて、別に文字に置き換えた方がいいよ!と教えてくれます。
ビジネス文、公用文のチェックも【ビジネス文チェック・公用文チェック】
https://jproofreading.atok.com/
私はほとんど使いませんが、堅めの文章となるよう指摘してくれるビジネス文チェックや、「文部科学省用字用語例」の基準にのっとる公用文チェックの機能も使えます。
上の画像はビジネス文チェックを行った結果ですね。
https://jproofreading.atok.com/
こっちが公用文チェックの結果です。
できるだけ漢字にして、「、」は「,」と半角コンマにするよう指摘されています。
論文やビジネス文書、医療機関など用いる場合には、活躍するかもしれません。
なお文中では、前回投稿の記事のまとめ文を流用して校正機能を試しました。
まとめ
私が1日に10回は使用しているATOKクラウドチェッカーを紹介しました。
もともとはATOK日本語入力を試してみたくてATOK Passportを契約しましたが、いまではむしろATOKクラウドチェッカーのために月500円を払っているような感覚ですね。
Wordや無料の校正サービスを使ってもいいのですが、ATOKクラウドチェッカーの方が断然厳しく指摘してくれるイメージがあります。
もしくはWordの校正機能とATOKクラウドチェッカーを併用するのが一番確実。
ATOKクラウドチェッカーは、ランサーズやクラウドワークスでライターの仕事をしていたり、ブログを書いたりしている人にとってはとても便利なサービスです。
文句なしに経費計上もできると思いますので、一度お試し感覚で使ってみるのがおすすめです。
手放せないアイテムになるはずですよ。