やらなければいけない仕事や勉強があるのに、つい先延ばししてダラダラしてしまう…。
私もこうした先延ばし人間のひとりです。
この先延ばしグセを克服するため、『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』で紹介されている「成功の螺旋階段」というテクニックを使おうぜって話。
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1.自信がないと先延ばししやすい
『オプティミストはなぜ成功するか』などの著書で有名な、ポジティブ心理学の権威マーティン・セリグマンによると、自信の欠如と先延ばしには関連性があるそうな。
つまり、自分に自信がないと先延ばししやすくなるってことです。
考えてみれば、過去に辛い経験をしたときや、手痛い失敗をしたときって、目の前のタスクに真剣に取り組めたイメージってないような気がします。
自分に自信がなくなっているタイミングでは、「もうなにもかもどうでもいいや!」なんて思って、せっかく続いていた日記を中断させてしまったり、ダイエットをあきらめてしまったり。
こうした現象も、心理学的に認められている相関関係なんですな。
日記を中断させたりダイエットに失敗してしまえば、さらに自信を喪失し、先延ばししやすくなってしまう。
自信喪失の悪循環を断ち切るためには、「成功の螺旋階段」を意識すべきだと『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』では紹介されています。
2.「成功の螺旋階段」で自信を取り戻そう
慢性的な自信喪失に陥っていて、どうせ失敗すると思ってばかりいる人は、「成功の螺旋階段」のテクニックを活用すればその状態を抜け出せるかもしれない。
「成功の螺旋階段」ってのは、小さな成功体験を生み出し、それを自信の糧にして次の課題に挑戦していく…というループを繰り返すことであります。
たとえば私なら、ブログを書き始められず悩んでいたときに、このテクニックを使っていました。
「ブログが書けない!」という悩みで自信を喪失していた頃、まずはタイトルだけでいいから書こう!というルールで毎日ひとつずつ記事のタイトルをメモしていたんです。
タイトルが毎日生み出せるようになってくると、だんだん記事の骨格をつくったり、画像の選定をしたりといった更新作業もできるようになってきます。
「タイトルを書き続けられた!」という成功が自信につながり、「記事のアウトラインを書けた!」という次の成功体験につながっていったわけです。
これこそまさに、成功の螺旋階段を実践していた例でありました。
成功体験が自信を生み出し、それが努力の背中を押し、それがさらに成功を生む……という好循環が実現する。「成功の螺旋階段」とは、そういうことだ。
私の体験からもわかるとおり、成功の螺旋階段に足をかけるためには「小さなハードル」を乗り越えることを大切にするのがおすすめです。
3.小さなハードルをつくるのがコツ
コツは、取り組みやすい課題から始めて、少しずつ順を追って進歩していくようにすること。そして、意思がくじけそうになる大きな課題を小わけにして、手に負える範囲のものにすることだ。
これは「やりたくない仕事に取りかかるための「サラミ・スライス法」とは」の記事でも紹介したポイントであります。
大きな作業を小さな作業にスライスしてしまって、課題に取り組むハードルを下げようって話でした。
一度課題をスタートして小さなハードルを乗り越えることができれば、「少しでも進められた!」という経験が自信につながり、先延ばししにくいメンタルになっていく。
次の課題にもスムーズにとりかかれるので、結果的に大きな作業をすべて終わらせられるようになるんですね。
ブログの更新であれば「タイトルだけ」考える。
英語の勉強なら「単語をひとつだけ」覚える。
資料作成の仕事なら「ファイル名だけ」設定する。
そんな小さなハードルから進めていき、先延ばしグセを撃退しましょう。
まとめ
- 自分に自信がないと、先延ばししやすくなる
- 「成功の螺旋階段」で小さな成功体験を積み重ねよう
- 大きな仕事を小さな仕事に分割し、ハードルを低くするのがコツ
以上、『「成功の螺旋階段」で先延ばしグセを克服しよう』という記事でした。
先延ばしグセは、私が持っている悪習慣のなかでも特に手放したい習慣です。
しかし在宅で仕事をするフリーランスという立場になると、いつでも遊べるしいつでも寝ることができるんで、なかなか克服できないみたいです。
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』のような本で心理学を学び、自分を思い通りに操れるようになりたいものです。