音楽やオーディオブックを聞くため、iPhone7への機種変更を機に、Bluetooth接続のワイヤレスイヤホンをいろいろと使ってきました。コードを気にせず曲を聴けるというのは便利なものです。
しかし、いつのまにか無線イヤホンを使うのが億劫になり、めんどうになってしまいました。今回は無線イヤホンにはこんなデメリットもあるよ!という話を紹介していきます。
- 1.私がこれまでに使ってきた無線イヤホン
- 2.iPhone7発売を反映し、種類も増加
- 3.でも、無線イヤホンってめんどくさい
- 4.でも、無線イヤホンって使わなくなる
- 5.有線イヤホンも意外とイイ
- まとめ
1.私がこれまでに使ってきた無線イヤホン
「ヘビーユースってどのくらい使ってるのよ?」という疑問がまず浮かぶと思いますんで、カンタンに私がこれまで使ってきた無線イヤホンのご紹介をば。
QY7 Bluetooth イヤホン SoundPEATS
最初に無線イヤホンを使い始めたのは、こちらのBluetoothイヤホンがきっかけでして、2015年5月に2300円で購入した記録がAmazonに残っていました。当時は「なんだこのイヤホン、レビューめっちゃついてるな!」という驚きで衝動買いした記憶があります。笑
Jaybird X2
続いて2016年7月に購入したのが、メンタリストDaiGo師匠がおすすめしていたJaybird X2というイヤホン。21,500円でポチっていました。
なお、上記2つはAmazonでの販売は終了してしまいました。それぞれ後継モデルがあるので探してみてください。
AfterShokz TREKZ TITANIUM
そして2016年11月、2017年6月とふたつ購入した「骨伝導イヤホン」がAfterShokzの商品です。こちらは自分の中ではかなりのヒット商品で、耳の穴を塞がずに音楽やオーディオブックを聴けるため、自宅で家族といる時にも、散歩やサイクリングをしている時にも活躍してくれました。
ひとつめはイヤホンのスピーカー部分がポキっと折れてしまい故障したのですが、あまりに愛用していたため、追加でもうひとつ注文したのでした。
The Headphone
それから、2017年6月に米国のAmazonで注文し、日本まで発送してもらったイヤホンに「The Headphone」もありました。こちらは「THE DASH」という左右分離型・高機能イヤホンの下位互換モデルで、「オーディオとランスペアレンシー」という補聴器的な役割を持つ機能を目当てで購入しました。
と、こんな感じで、Bluetooth接続の無線イヤホンには、1万円〜2万円のモデルを中心に選んで使用してきました。なので「安物を使ってきたから無線イヤホンのよさがわかってないんだ!」ということはないんじゃないかと自負しております。
2.iPhone7発売を反映し、種類も増加
iPhone7が発売された当時、イヤホンをさす穴が廃止されたことが話題になりましたよね。これまでの有線イヤホンを使用する場合には、変換コネクタを使ってLightning端子にささなければいけなくなりました。充電しながらイヤホンをさせないため、一部のユーザーにとっては不便だったことでしょう。
それと同時に、AirPodsが発売されました。「耳からうどん」なんて揶揄されたこともありましたが、レビューサイトを読んでみるとiPhoneとの連携は非常にスムーズなようで、見た目以上に快適に使える様子。私もほしいと思った時期がありましたが、品切れがずっと続いていたのであきらめちゃいました。笑
2018年現在Amazonを巡ってみると、無線イヤホンの種類がめちゃくちゃ増えたなって感想を抱きます。安いものから高価なものまで、まさに玉石混交って感じで、さまざまな無線イヤホンが販売されています。
しかも検索1ページ目に出てくるイヤホンのほとんどが、100件以上のレビューが付いていて「おいおい、大流行してるな」というイメージです。有線イヤホンはすでに時代遅れで、確実に無線イヤホンへのシフトが進んでいる、ってのが最近のトレンドなのでしょう。
3.でも、無線イヤホンってめんどくさい
こうして無線イヤホンを3年使ってきた私ですが、最近ではめっきり無線イヤホンを使わなくなってしまいました。その理由はいくつかあるのですが、まず「めんどくさい」というのが大きな要因のひとつです。
この記事では「無線イヤホン」と書いていますが、要はBluetooth接続のイヤホンです。スマホと接続するたびに「Bluetoothがオンになっているか?」と気にしないといけませんし、バッテリーを内蔵するので常に充電しないといけません。
また、有線イヤホンならイヤホンの穴にプスッとさせば音楽が流れますが、無線イヤホンの場合はまずイヤホン本体の電源をオンにしないといけません。んで、その電源オン・オフの切り替えに使うのが、ちっちゃいゴム製の物理ボタン。決して押しやすいものではありません。
4.でも、無線イヤホンって使わなくなる
さらに、The headphoneのような左右のイヤホンが分離しているタイプの場合、紛失しないよう丁寧に扱わないといけません。外出先ではもちろん、自宅で使っている場合にも注意が必要になります。外そうとした拍子にコップのジュースの中に沈めてしまう…みたいな故障リスクが高めです。
もっと考えれば、AfterShokzの骨伝導イヤホンようなバンドタイプを外出先で使っていたとして、後ろからガッと掴まれてイヤホンを強奪され、盗難に合う確率もゼロではありません。こういうイヤホンが高価だって知っている人からすれば、価値あるものですからね。
ついでにいえば、私のようなオイリー肌の持ち主からすると、1万円以上する高価なイヤホンを肌に密着させ、皮脂がたっぷり付いてしまうのもあまりいい気分がしません。1000円くらいの安い有線イヤホンであれば、アルコールティッシュで気兼ねなくゴシゴシ拭けますが、高価なイヤホンをゴシゴシ拭くのは抵抗があります。
安い無線イヤホンはバッテリーが持たず音質も使い勝手が悪いけど、高価なイヤホンの場合は紛失・盗難リスクや汚れが気になって気軽に使えない。だったら、もう有線イヤホンでいいんじゃね?というのが結論であります。
5.有線イヤホンも意外とイイ
有線イヤホンなら、バッテリーを気にせず使えます。そもそも微弱な電力しか使わずイヤホンの穴にさすだけで音楽が流れてきますので、「あ、寝る前に充電しなきゃ」とは100%なりません。
いざとなればコンビニでも100円ショップでもイヤホンは購入できます。なので、コードを強く引っ張るなど強引な使い方をしても気になりません。分離型の無線イヤホンとは違って落とす恐怖からも無縁ですし、もしどこかに置き忘れたとしてもあきらめがつきやすいといえるでしょう。
なにより、プスッとさすだけ、っていう手軽さが素晴らしい。イヤホンの電源をオンにする手間も、Bluetooth機能がオンになっているか気にする手間も、バッテリー残量を気にかける必要もありません。
無線イヤホンで1万円くらいの価格帯だと「そこそこ」の品質しか選べませんが、有線イヤホンで1万円出せば「ハイエンド」なモデルを選ぶことができます。利便性で考えれば、むしろ有線イヤホンこそ、時代のニーズに応じた便利アイテムになるんじゃないでしょうか?
まとめ
- 無線イヤホンは、Bluetoothや電源、バッテリーなど気にかけなきゃいけない要素が多い
- 安い無線イヤホンは品質が悪いけど、高い無線イヤホンは気軽に使えない
- だったら、低〜中価格の有線イヤホンを買えばいい話では?
というわけで、有線イヤホンのメリット、無線イヤホンのデメリットを真面目に述べてきました。コードレスっていう恩恵を受けるためだけに、こうした無線イヤホンのデメリットを我慢するってのは、いささか効率が悪いような気がしてきませんか?
私が今使っているイヤホンは、Panasonicが発売する800円のイヤホン。これをMacにつなげて音楽を聞いたり、オーディオブックで勉強したりしております。「コードがじゃま」と感じることはたしかにありますが、トイレに行く際もただプレイヤーを一時停止してイヤホンを耳から抜けばすむ話。
流行に先駆けて、いち早く無線イヤホンを使い始めた私でしたが、一周回って有線イヤホンに戻ってきてしまったのでした。「無線イヤホンのせいで生活が複雑になった」と感じているなら、もう一度有線イヤホンに戻ってみることをおすすめします。
以上、『Bluetooth無線イヤホンをヘビーユースしてみて、有線イヤホンに戻りたくなった話』という記事でした。