楽天市場のセールで実質3,000円で入手した「ZenFone Live」。定価は約2万円と格安スマホのなかでも低価格の部類に入るモデルですが、まあまあ高級感があって軽く、必要最低限の昨日は備えています。
このZenFone Live、常にテザリングをONにしてモバイルWifiルーターの代わりとして使ってみました。
- 1.ZenFone Liveの基本スペックと特徴
- 2.楽天モバイル「スーパーホーダイ」を使ってみた
- 3.スマホとしては使わず、Wifiルーターとして使用
- 4.Wifiルーターとして使って感じたメリット
- 5.Wifiルーターとして使って感じたデメリット
- まとめ
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1.ZenFone Liveの基本スペックと特徴
ZenFone Liveの詳しい基本スペックは上記からどうぞ。
特筆すべきポイントとしては、
- 安い
- 軽い
- 指紋認証&5GHz帯(11ac)に非対応
という点があげられるでしょう。定価は19,800円で、ネットで安いお店を探せば新品17,000円〜の価格で売られています。私は楽天市場のセールで入手し、実質3,000円ほどで購入することができました。
大きさはほぼiPhone7と同じくらいですが、重さは約120gとiPhone7(138g)よりも1割ほど軽いです。数字にするとあまり違いがないように思えますが、実際に持ってみるとはっきりと違いがわかります。
iPhoneを持つと「ずっしり」ですが、ZenFone Liveを持つと「え、軽っ!」ってなります。それもそのはずで、ZenFone Liveの背面は安っぽいプラスチック製。私の注文したネイビーブラックは、指の皮脂がつきやすい色だったようで、汚れがけっこう目立ちます。
それから、機種名の由来にもなっている「美人エフェクトLive」という独自の機能がついています。インカメで動画を撮影しながらライブ配信する時に役立つ機能で、名前の通り美人・美肌に見えるフィルターをかけてくれるっぽい。
ですが、私は今回ZenFone LiveをWifiルーターの代わりとして使うことを予定しておりますんで、カメラ機能はまったく使わず、「カメラ」アプリも非表示にしてしまいました。笑
2.楽天モバイル「スーパーホーダイ」を使ってみた
楽天市場のセールで購入した私のZenFone Liveは、楽天モバイルのSIMをさして使わなければいけない契約になっています。モバイルにはいくつか料金プランがありますが、私が申し込んだのは「スーパーホーダイ」というプラン。
電話のかけ放題が5分と、データ通信の1Mbps低速回線が無際限に使い放題の2つがセットになったプランです。私が特に注目していたのは1Mbps低速回線の方で、高速回線を使い切っても、よくある128kbpsレベルの遅い低速モードに切り替わることなく、快適にネットが使えるっぽいと聞いていたのです。
実際、 楽天モバイルが到着後しばらく使っていますが、YouTubeをはじめ動画も快適に視聴できるほか、「バースト転送」という機能のおかげで、WEBページの読み込みもストレスなし。スマホでの表示だけでなく、テザリングを使用してのパソコンでの表示も快適でした。
300kbpsに制限されてしまう12時台、18時台は例外ですが、夕方以降もストレスフリーで低速回線を使えるので大満足です。
3.スマホとしては使わず、Wifiルーターとして使用
んで、この楽天モバイルSIMをさしたZenFone Liveを、スマホとしてWEBブラウジングや電話などに使うのではなく、大画面つきのモバイルWifiルーターとして使ってしまおう、というのが今回の試みです。
充電ケーブルは常にさしっぱなしで、Playストアやシステムの自動アップデートをオフにすることでWifiテザリングへの影響を抑制。Wifiテザリング中は、ZenFone Liveは別のWifiを掴むことができませんので、Wifiのみ自動インストールに設定しておけば勝手にインストールが始まることはありません。
また、テザリング以外のアプリをムダに立ち上げたりしないよう、ホーム画面にはアプリを1つも置かないようにも設定しています。
ZenFone LiveはデュアルSIMにも対応していて、2枚のSIMを同時にさすことが可能です。DSDSと呼ばれるデュアルSIMデュアルスタンバイには非対応ではありますが、手動で切り替えれば2枚のSIMを1つの端末で使うこともできます。
このあたりの特徴を活かし、万が一の際には予備のスマホにもなる、大画面つきモバイルWifiルーターとして使ってみようか、と。ZenFone Liveのスペックは、iPhoneに比べたらかなり低レベルです。しかし、Wifiルーターとしてならじゅうぶんな性能です。
むしろ低スペックな分、ゲームやSNSなどに使いづらいのでムダに時間を費やすことを避けられるともいえるかもしれません。
4.Wifiルーターとして使って感じたメリット
こうして楽天モバイルのWifiルーターとして使って約1週間ほど経ちますが、「これはいいな!」と思えるポイントは以下の4つ。
- 軽い
- 安い
- Googleドライブ100GB・2年間の特典付き
- デュアルSIM対応
持った感じではかなり軽く、長時間手にしていても疲れない重さです。スマホとして使うことはないものの、テザリングの設定を変える時などは軽い本体の恩恵を受けることができます。
モバイルWifiルーターといえば「Aterm MR05LN」などの製品が有名ですが、これは2万円近くしてかなり高価。対してZenFone Liveは、同じ2万円という値段ですがスマホとしての機能も兼ね備えており、さらに2年間限定のGoogleドライブ100GB特典も付いてきます。
AndoridスマホのWifiテザリングと、専用のモバイルWifiルーターでは電波の強度なんかは違うかもしれません。ですが、やはりモバイルWifiルーターとして考えれば非常にコスパの高い機種なんじゃないかと。
5.Wifiルーターとして使って感じたデメリット
ZenFone LiveをモバイルWifiルーターとして使って微妙だと思うところは特にないのですが、強いていうなら指紋認証に非対応って点でしょうか。iPhoneのTouch IDに慣れていると、パスワードやパターンでスマホのロックを解除するのがめんどうに感じてしまいますね。
それから、ホームボタンが光らないのも意外とデメリットかも。夜真っ暗な状況では、操作に慣れていないとホームボタンと戻るボタンを押し間違えてしまいそうです。
ついでにいえば、充電端子はMicroUSBではなくUSBC端子であれば使い勝手がよかったかもしれません。私はMacBookやWiMAX端末でUSBC端子をメインに使っていますので。
まとめ
- 『ZenFone Live』はスマホとしては低スペックだが、モバイルWifiルーターと考えれば高性能
- 自動更新をオフにし、テザリングで使うMacへの通信が不安定にならないよう設定
- あえて低スペック機を使うことで、ムダにアプリを使ったりしない抑止力にもなるかも
というわけで、楽天市場でかなり安く入手できた格安スマホ『ZenFone Live』を、モバイルWifiルーターとして使ってみようという試みでした。スマホとしては低スペックなモデルですが、モバイルWifiルーターとしてなら申し分ない性能を持っています。
さらに安価で軽く、急にテザリングが途切れたりといった不安定さもないので、かなり満足度は高めです。あえて低スペック機をモバイルWifiルーター用に使うことで、ムダにアプリを使ったり設定をいじったりして時間を浪費する抑止力にもなりますしね。
指紋認証でスリープ解除できないのは不便ですが、そもそも通常のモバイルWifiルーターには指紋認証は付いていないのが普通ですし、2万円の機種には求めすぎな機能なのかも。
同じようにZenFone Liveをテザリング専用機にしようと考えている人は参考にしてみてください。
以上、『『ZenFone Live』をモバイルWifiルーターとして使ってみた』という記事でした。