慣れ親しんだ環境にいつまでも身を置くことは、安心で快適ですが「歳を取るリスク」を犯すことになってしまいます。今が人生で一番若いんだから、新しいことにもどんどん挑戦しようって話です。
人にとって最大の「歳を取るリスク」
『日本一稼ぐ弁護士の仕事術』という本では、私たちが抱える大きな「リスク」について指摘されています。それは投資で失敗するリスクでも、転職で失敗するリスクでもありません。「歳を取るリスク」です。
新しい挑戦に対して、様々な不安やリスクを感じることはありますが、それよりもっと意識しなければならないのが、歳を取るリスクです。
一日一日人生は縮まっていますから歳を取ると今後のチャンスが減っていきますし、能力、身体、感受性が劣ってしまうこともあります。ですから、抽象的な不安に怯えつつ、挑戦をためらうことでリスクを回避できているつもりが、実は歳を取るという一番確実なリスクを負っていることを意識する必要があります。
私たちは新しいことや未知のことを避けて、慣れ親しんだ環境に身を置こうとしてしまいがちです。新しい交友関係を築いたり、行ったことのない場所に旅行したりするのをためらうのは私だけではないはず。
しかし目の前の些細なリスクにおびえて行動できずにいると、「歳を取るリスク」という最大のリスクを犯すことになり、これまでの人生を後悔してしまう可能性が高くなってしまうわけです。
ザッカーバーグもディズニーも警鐘を鳴らす
フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグも、ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーも、「人生における最大のリスクは一切のリスクを取らないことである」と言っています。
このように、成功者と呼ばれる人たちも「歳を取るリスク」の重大さを認識していました。なんだか自己啓発本によくありそうな文句ですが、人生の真理であることは間違いないでしょう。
新しい挑戦をしないことは、一見ノーリスクですが、時間が有限である人生にとっては歳を取るという非常に大きなリスクを負っていることを意識しています。
新しいことに挑戦することは、恐怖がともなって勇気を必要とするものです。ですが歳を取ってから後悔することにならないよう、積極的にチャレンジしていきたいものですね。
「今が人生で一番若い」ことを忘れるな
同じような考え方として、私は「今が人生で一番若い」ということをいつも意識して生活するようにしています。今から子ども時代に戻ることはできませんが、これからの人生において今が一番若いことは事実です。
「今が一番健康」であり、「今が一番活動的」でもあり、「今が一番リスクを取れる」ということでもあります。
来年になってまた1歳歳を取ってしまう前に、やってみたいことはどんどん挑戦していきたいですね。