しつけトレーニングに最適な「コング」使い方
私が愛犬のしつけに悩んだとき、真っ先にチェックするのが「ワンダフルパートナー」というYouTubeチャンネルです。
現役ドッグトレーナーの「しょうご」さんがワンちゃんに関する悩みに答え、しつけトレーニングのやり方を丁寧に解説している動画がたくさんアップされています。
中でも個人的に非常に参考になったのが、「子犬の甘噛みは●●を使えば簡単に直せます!ワンちゃんの甘噛みの原因もお教えします。」という動画でした。
ペットショップでもよく目にする「コング」というアイテムを使って、しつけトレーニングを行う方法が紹介されている動画です。ドッグトレーナーのしょうごさんによると、「しつけトレーニングの7割〜8割は、コングでできる」とも話しています。
「すぐ出てきてしまう」「長く遊んでくれない」の解消法
コングはそのままワンちゃんにあげてもなかなか興味を持ってもらいにくいので、まずは中にフードやおやつを入れることからスタートすることになります。
ただ、普通にフードやおやつをコングに入れるだけだと、パラパラとすぐに出てきてしまい、長く遊んでくれないんですよね。そんな悩みを解消するためには、ペースト状のフードを混ぜることがポイントになります。
こんな感じのペーストをドライフードと交互に入れてあげると、当然フードが出にくくなります。するとワンちゃんが一生懸命になってコングの中を舐めたり、噛んだりして遊んでくれるわけですね。
おすすめのコングの中身
コングペーストを毎回使っているとコストがかかってしまうので、先ほどの動画の中ではドライフードをふやかしたものをあげることがおすすめされています。
しかし、やってみるとわかるんですがドライフードをふやかすのって非常に手間がかかるんですよね。10分15分程度ではふやけてくれず、30分くらいお湯につけておかないとペースト状にならないといいますか。
加えてふやかしたドライフードは傷むのが早くなるため、作り置きもしておけない。となると、なかなか難易度の高いコングを作るのが難しくなってきます。
そこで私が使っているコングの中身が、以下のようなものになります。
ドッグフード
コングの中におやつだけを入れてもいいですが、普段お皿であげているドッグフードを、丸ごとコングに置き換えてしまうってのも効果的なんだとか。つまり、ドッグフードをお皿で一切あげずに、すべてコングで与えるようにするわけです。
そうすれば早食いが抑えられて顎の筋肉を使うのでストレスも発散できるうえ、フードを小分けにして与えることで「ハウス」を教える回数を増やすこともできます。
特に子犬の頃のエネルギー発散に効果的と聞いたので、我が家でもフードはすべてコングに入れて与えるようにしています。もちろんコングを与えるときには「ハウス」でクレートに入ってもらうことも忘れずに。
犬用ちゅーる
ドライフードがコングからすぐに出てきてしまうのを防ぐために、私は子犬用の「ちゅーる」を使っています。猫用で有名なちゅーるですが、実は犬用も販売されているんですね。
ちゅーるはチューブ状になったパッケージから押し出して使うので、コングの内側にも入れやすく非常に使いやすいという特徴があります。しかも安いところで購入すると、4本入りで200円ほどとかなりコストを抑えて用意することも可能。
14gずつ個包装になっているので衛生的ですし、未開封なら常温保存がOKなのも大きなメリットでしょう。コングペーストの代わりに、ちゅーるを使うのはかなりおすすめです。
粉末のフード
コングに入れるペーストを作るのに便利なものとして、粉末になっているフードもあげられます。ドライフードのように固められているものではなく、粉のままあげるタイプのフードですね。
粉状なら水を加えてあげればすぐにドロドロのペーストになってくれるので、コングの中身を用意するのにうってつけなんですね。ドライフードをハンマーとかすり鉢で砕いてあげてもいいかもしれません。
私は、ペットのコジマで最初のセットについていた「パピーサプリ」をよく使っています。
というわけで、コングの中身を作る際には犬用ちゅーるや粉末のフードをうまく使って、愛犬が長く遊んでくれるおもちゃを作りましょう〜。