2020年発売のiPad ProとMagic Keyboardを買ったぞって話をこのブログでも何度か書いてきましたが、最近になって使用頻度が激減してました。
「もっと有効な活用方法を見つけたいなー」って思ったりするんですけど、それって「サンクコスト効果にとらわれて時間をムダにしているだけなのかも?」と思ったので、自戒としてメモを残しておきます。
「iPad使わなきゃ」で生産性ダウン
「せっかく買ったんだから、もっと有効活用しよう!」って考えることありませんか?
たとえば最新のiPhoneを持っているのに、キャンペーン中だからってことで格安スマホを入手したときとか。スペックは低くとも新品で真新しい機器だからってことで「テザリング専用機にしてサブのWifiルーターとして使えないかな?」と試してみることってありますよね??
このエピソードはまさに私の体験談で、昔楽天モバイルのキャンペーンで入手したチープなスマホを「テザリング専用に使おうか」「いや、電子書籍専用でもいいな」「音声入力専用ってのもアリだな」みたいな感じで、ひたすら有効活用する方法を考えたりしていました。
内側ではなく、外側の視点を
もちろん手持ちのガジェットを活用するプランを考えるのってパズルを解くみたいで楽しいんですけど、しょせんは限られたリソースをどう使うかっていう内側に向いた視点でしかありません。
でも、私たちが本当に考えるべきことって「本当にこれ使う意味あるの?」っていう外側向きの視点だと思うんです。じゃないと、いつまでもチープなガジェットを使いこなすことにこだわってしまって、時間を浪費しますから。
金にならない試行錯誤を、ひたすら積み重ねてた
「せっかく買ったんだから使わないと」って心理はサンクコスト効果って呼ばれます。つい最近私が購入したiPad ProとMagic Keyboardに関しても、この心理が働いていたようです。
つまり「このiPad、どうやって配置してどうやって使えば、一番便利に使えるかな?」と試行錯誤しまくっていたんです。縦置きにしたり横置きにしたり、スタンドに立てかけたりMagic Keyboardのまま使ったり…。
これ、やってる最中はものすごく楽しいんですけど、結果1ミリも成果を出すことにつながってません。要するに金になってないってことです。
高価な買い物だってミスることがある
私がサンクコスト効果にハマってしまったのは、iPad ProとMagic Keyboardの値段がそこそこ高かったからでしょう。最上位のモデルを買えば、余裕でMacBook Airが買える値段ですから。
過去を振り返ってみると、ハイエンドなWindowsマシンを購入したけど結局使わず売りに出したりとか、ChromeBookに手を出して今はお蔵入りになっている…なんてケースもあるなって思い出しました。
どれも10万円くらいのお高い買い物だったんですけど、今思うと完全にポチるものをミスったなって思います。それだったら、もう1台2台MacBookを買って、デスク用と台所用と外出用みたいに使い分けたほうが稼げてたよなーと。
買い物失敗を認める勇気を持とう
どうやら私は、
「高い買い物で失敗したって事実を認めたくないから、手元のガジェットをなんとか使いこなすプランを練っていただけ」
なんじゃないかと思えてきました。高い買い物で失敗した事実を認められてないから、次々に高価なガジェットで失敗してるのかなーと。
これまでの人生で本当に満足度が高かったガジェットって、MacとAirPods Proと、ワンランク落ちてiPhoneくらいしかないわけで、それ以外のものには手を出さない。
いや、手を出してもいいけど、無理やりメリットを見つけようとせずに「こいつは使えねえ!」とはっきし認めないとダメだなって思ったのでした。