プロ野球が好きなのに、毎日中継を見るたび、自己嫌悪に陥る…。
そんな経験を持っている人は少ないかもしれません。
私はスポーツ観戦というのは一種のギャンブルだと思っていて、特に試合時間が長いと時間の浪費につながるリスクも高いと思っています。
でも、やっぱり見るのが楽しいから断捨離できなかった。
あるとき自分の最高時給を本当に1分あたりの価値を計算してみたら、3時間もプロ野球中継を見るのが馬鹿らしくなって、あっさり断捨離できた話です。
プロ野球中継は楽しいけど、ギャンブル性が高い
これはプロ野球中継にはまり始めた頃に書いた記事なんですけど、当時からスポーツ観戦のギャンブル性に危機感を覚えていました。
もちろんスポーツ観戦を楽しむのは悪いことじゃありませんが、勝負の結果に気分が大きく左右されるのが気になっていたんですね。
私はプロ野球の楽天ファンですけど、楽天っていうチームが勝てば気分が明るくなるし、こっぴどく負けたときにはどんよりしてしまう。
自分の「気分」という要素を、外部の要因で決められてしまうのが気持ち悪かったわけです。
最低3時間拘束されるのもデメリット
時間がどんどん減ってしまうというデメリットもありました。
プロ野球は9回までで大体3時間ぐらいのゲームになるので、ナイターだと18時〜21時まで、中継の画面の前に拘束されることになります。
「時間がなくなるのが嫌なら途中で見るのをやめたらいいじゃないか」という話なんですけども、「もしかしたら誰かがナイスプレーしてるかも」と、つい気になってしまうんですよね。
1分あたりの価値を計算してみた
あるとき視聴した YouTube 動画をきっかけに、今の自分の1分あたりの価値を計算してみることにしました。
これまでにもざっくりと自分の時給について理解はしていたのですが、1分あたりの価値、1秒あたりの価値を計算したことはないなぁと。
最高で1分133円、1時間8000円
時給はだいたいわかっていたので計算は簡単。
私がこれまでに記録できた最高の時給は、1時間あたり8000円です。
これを60分で割れば、1分あたりの価値は約133円ということになります。
1秒あたりに換算すると約2円。
つまり、私が最高に稼げていたときの時給をベースにすると、時計の秒針が動くたびに、2円が手からこぼれ落ちていくってことになります。
もし1分間をムダなことに費やしたら、コンビニでおにぎりやお菓子を1個買えるくらいのお金を、ムダにしていると言える。
2万4000円以上払って中継を見る価値はない!
そんなふうに考えてみたとき、自分の貴重な時間をギャンブル性の高いプロ野球中継に費やすのはバカらしいことだなと、心の底から思うようになりました。
仮に1ゲーム3時間の野球中継を全部見たとしたら、それだけで2万4000円の価値を取りこぼしていることになります。
ときには4時間ゲームになることもありますから、場合によっては3万円以上稼げる機会をみすみす手放している。
実際にこうして金額にしてみると、あまりに大きなインパクトがあるなと感じたんですね。
そんなわけで、プロ野球中継をやめたいのにやめられないっていう人は、自分の1分あたりの価値を計算してみるという方法を試してみてはいかがでしょうかー。