ゲーム、お菓子、テレビなど、ストレスを解消するためにはいろんな手段があります。人それぞれで好きな方法を使ってストレスを発散すればいいと思いますが、科学の世界で効果が認められているストレス解消法も存在します。
それが「呼吸」「運動」「自然」の3つ。『超ストレス解消法』という本で紹介されているストレス対策です。
「呼吸」に目を向ける
三種の神器1 呼吸法トレーニング 呼吸を整えれば気持ちも変わる
三種の神器2 エクササイズ 体を動かせばメンタルは向上する
三種の神器3 バイオフィリア 自然との触れ合いが心を強化する
この3つが、『超ストレス解消法』で取り上げられているストレス解消の「三種の神器」です。
私たち人間の体は、緊張するシーンでは呼吸が浅く速くなり、リラックスしているシーンでは呼吸が深く遅くなるようにできています。意識的に呼吸のリズムを変えることで、私たちのメンタルを操作することも可能になります。
つまり、呼吸に意識を向けて普段よりもゆっくり呼吸すればOK。なんども繰り返し深呼吸を行なうイメージですね。
4秒かけて吸って4秒かけて吐く…みたいな呼吸法はいくつかありますけど、基本的にはできるだけゆっくり吸ってゆっくり吐くってことを意識すればいいんじゃないかと。
私も緊張で体がこわばるような状況では、わざと呼吸を遅くして緊張を鎮めるって方法をよくやります。
「運動」の量を増やす
「運動をしないのは憂うつになる薬を飲んでいるようなもの」という言葉があるくらい、メンタルヘルスには運動が欠かせない存在です。
といっても、ストレスを解消するだけならスポーツやランニングなどの激しい運動をする必要はないんだとか。
ストレスに強くなるのに辛い運動は不要。ちょっとしたウォーキングやストレッチを1日に 10 分前後ずつ実践しておけば、あなたのメンタルには、かなりの良い影響が出るわけです。この程度でいいなら、もはや「運動をする時間がなくて……」といった言い訳はできないでしょう。
早歩きで職場まで行くとか、エレベーターではなく階段を使うといった、ちょっとした工夫でもOKというわけですね。さらにストレス解消効果を高めたいなら、次で紹介するように自然がある場所、川沿いや公園を歩くってのがおすすめです。
「自然」に多く触れる
最強ストレス対策の3つめが「バイオフィリア」です。 聞きなれない言葉かもしれませんが、これは「 人間の脳には、大自然との触れ合いを求める欲望が備わっている」という考え方を意味します。
ビルやマンションが立ち並ぶ都会よりも、自然豊かな田舎の方がリラックスできるってのは誰にでも思い当たるところがあるでしょう。その理由は、私たちに備わったバイオフィリアにあるのかもしれません。
つまり、自然に触れる回数を増やすとストレスが解消されるということですね。具体的には、陽の光をたくさん浴びるようにしたり、部屋に観葉植物を置くことからスタートするのがおすすめ。
できれば自然の多い公園などに日常的に足を運びたいところですが、難しければ自然の音や画像をみるだけでもOK。本物の自然ではなくても、ストレス軽減効果があることがわかっています。
これらの三種の神器をヒントにして、効率的にストレスを発散していきましょうー。